シャインマスカット本剪定(Ⅱ)

ぶどう園は0℃、しっかり冷えています。シャインマスカットの剪定作業が予定より遅れています。シャインマスカット(欧州系品種)は雨に弱く、若木は黒とう病に感染しやすくなります。黒とう病とは、主枝や結果枝に黒い斑点が発生し、枝の先端は黒く枯れていきます。葉や枝に残って越年するので休眠期に殺菌をします。画像は黒とう病に感染した亜主枝にトップジンMペースト(殺菌剤)を塗布したところです。オレンジ色の薬剤を塗ったのが見えるでしょうか。

気温が上がってくると樹液が回り始めます。剪定した切断面にトップジンMペースト(または木工ボンド)を塗布すると、耐雨性の殺菌保護被膜ができ、雨水や雑菌の侵入、樹液の流出防止になります。すべての切断面に塗布すれば良いのですが、作業時間短縮のために切断面の直径が15mmより大きい場合に塗布しています。

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