シャインマスカット本剪定(Ⅰ)

例年、年明けからぶどうの樹の本剪定(短梢剪定)を行います。目的は、樹全体の日当たりを良くする、結実量の調整、樹形や樹勢の調節などです。写真は結果母枝の1芽を残し、2芽目(犠牲芽)で剪定しました。犠牲芽(節)で切るのは、竹と同じで傷口の直りが早いからのようです。基本は1芽剪定ですが、芽の向きが悪い、着房が悪い場合、等は2芽を残します。中央に白っぽい小さな芽(1芽)が見えます。ここから芽吹いた結果枝が果房を付けます。

本剪定の目的の一つに結実量の調整があります。主枝1m当たり10果房に調整し、着果過多にならないよう注意します。

このシャインマスカットは植栽3年目の若木で、H型樹形に仕上げる途中です。主幹から伸びた亜主枝(第3主枝~第4主枝)は30節位まで伸びており、15~18節目の節間が短いところで切り返します。15~18節目より先は充実(断面が丸く、赤茶色)していないことがあるので使いません。

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