環状はく皮

クイーンニーナは鮮紅色。近年、色づきが良くありません。要因の一つは昼夜の寒暖差が少ないこと。

7月8日 農研機構が公開している温暖化適応技術「環状はく皮」を行いました。

葉でつくられた炭水化物が師管を伝わって根へと降りるのを遮断し、上部の枝葉に炭水化物などが蓄積される原理です。

痛そうです↓ごめんなさい

師管は養分を運び、導管は水分を運びます。

師管は茎の外側を通って葉の裏側に続いており、導管は茎の内側を通り葉の表側にあります。

時期は満開後30~35日目 七夕あたり

①主幹の凹凸が少ない箇所にワイヤー等を巻き目印にする ②主幹の表皮を「環状はく皮ナイフ(兵庫県三木市 ㈱サボテン)」で削り ③マイナスドライバーで1mm程度剥がす ④ビニールテープで保護して作業終了。

やがて、はく皮部分は癒合しますが、根の伸長を停止させ、樹を衰弱させる点は懸念されます。

深紅のクインニーナが成るのを待ちましょう。

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