芽かき(短梢栽培)

ブドウは3月の休眠期から目覚め、4月初旬に萌芽、展葉し、下旬には新梢が20-30cm、展葉5-6枚になり、花穂が着生します。

このタイミングが「芽かき」の適期です。強すぎる芽、弱い芽を取り除き、全体の生育を揃えます。「芽かき」の目的は、新梢数を制限し、樹体内の養分を調整します。

実際の「芽かき」は1回で終わらず、1回目は展葉初期に陰芽や副芽、2回目は生育が遅い枝、花穂が着生していない枝、3回目は誘引時に混み合っている枝を取り除きます。最終的に1mに8-10本の新梢に、それぞれ1果房を成らせます。

上の画像>前年の枝(結果母枝)の根元から1芽、その2cm程度先から2芽目が伸びています。

下の画像>2芽目を「芽かき」しました。陽当たりと風通しが良くなります。

※来年の結果母枝を確保するために空枝(花穂を着生させない)にすることがあります。

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